で、9月の市役所の教養試験の傾向が変わったことについて書きました。
新たな教養試験は、
Standard = 標準タイプ
Logical = 知能重視タイプ
Light = 基礎力タイプ
の3タイプに分かれます。
問題は、自分が受験する市役所の教養試験がどのタイプなのかということ。
市役所試験は問題が公開されていませんが、各市役所がHP上で公表している受験案内の「あるポイント」をチェックすれば、どのタイプかを推測することが可能です。
その「あるポイント」とは、
①試験時間
②問題数
③自然科学の出題の有無
の3つです。
この3つのポイントから3タイプを表にまとめると以下のようになります。
例えば、岡山県笠岡市の受験案内で見てみると、
5 採用試験の内容(2ページ目)
の個所に、
「教養試験 120分」
とあり、また、内容について
「社会,人文及び自然に関する一般知識並びに文章理解,判断推理,数的推理及び資料解釈に関する一般知能」となっていて「自然(科学)」が出題されることがわかります。
したがって、笠岡市は
Standard = 標準タイプ
だと推測できます。
大卒向け試験は、
Standard = 標準タイプ
Logical = 知能重視タイプ
のいずれかが多く、高卒向け試験、社会人向け試験は、
Light = 基礎力タイプ
が多い傾向にあるようです。
タイプ別直前対策法
この方法でどのタイプかが分かれば、直前期の復習における優先順位を設定することができます。具体的には以下のような対策がオススメです。
<Standard = 標準タイプ>
まんべんなく出題されるので、バランスよく復習を。特に問題数の多い時事(「社会」の中で出題されます)の対策を念入りに。
<Logical = 知能重視タイプ>
時事対策をしっかりやることはStandardと同じでOK。また、数的処理、文章理解といった一般知能の問題数が多いので、これらを引続き1日数問はこなして感覚を鈍らせないように。一方、自然科学は出題されないのでやらなくてもOK。
<Light = 基礎力タイプ>
StandardやLogicalと比べて易しめの数的処理や文章理解が多く出題されるなど、民間就活でよくあるSPIに近いため、市販のSPI対策本が使える。また、20問以上出題される社会科学や時事は、Standard、Logicalと同じ対策で。