「カフェ勉」のススメ

公務員試験などの「受験勉強をする場所」というと、自習室、図書館、自宅など、静かな環境を好むのが一般的かも知れません。一方で、意外に多いのが、あえて街の喫茶店などで勉強をする、いわゆる「カフェ勉派」の人々。何を隠そう私自身も、公務員試験の勉強はほぼ100%「カフェ勉」でした。

 カフェ勉のメリット

最近ではかなりポピュラーになってきた「カフェ勉」ですが、当然ながら賛否両論あり、学習効果が高いかどうかは人によりますし、受ける試験によっても条件は違ってくると思います。とはいえ、多くのメリットも指摘されていますので、気分転換の意味でも勉強場所の選択肢に加えてみる価値はあります。

(1)周囲の目があるためサボりにくい
心理学に「社会的促進」という概念があります。なにかの作業をするとき、近くに他人がいると、その存在が刺激になって、一人で行うよりも効率や作業量が高まることを指します。

(2)テレビやベッド、漫画などの誘惑がない
自宅で勉強しようとすると、テレビやビデオを見たり、ベッドで寝たり、漫画を読んだりする誘惑に駆られてしまいますが、カフェだとその心配はありません。

(3)適度な雑音があるほうがいい
自習室や図書館だと、無音に近い静かな環境であることが多いと思いますが、適度な雑音があったほうが効率が高まる場合もあると言われています。誰にでも当てはまるわけではありませんが、自習室や自宅など静かすぎる環境だとイマイチ、という方は試してみるのもいいかもしれません。

(4)時間的な制約で集中力が増す
カフェには営業時間がありますし、長時間居座ることができない店も少なからずあって、利用に時間的な制約が掛かることは珍しくありません。この「時間的な制約がある」ということがいい方向に作用して、「時間内にこれだけは片付けよう」と高い集中力を発揮することができます。

(5)有料なので無駄にできない
カフェは有料です。お金を払って勉強場所を確保しているのですから、「時間をムダにできない」という気持ちになって、効率的な勉強方法を工夫するという効果もあります。

(6)環境的にリラックスできる
そもそもカフェはリラックスするところ。おしゃべりしたり、読書したり、パソコンを利用したり、音楽を聞いたりとそれぞれ思い思いに過ごす場ですから、自習室などにありがちな変な緊張感が嫌いな人にとっては居心地の良い環境であるといえます。

 「カフェ勉」の注意点

このように「カフェ勉」には多くのメリットがある反面、注意すべき点もいくつかあります。

(1)ツールを整理する
カフェの机はあまり広くないですし、そもそも大量の勉強ツールを持ち歩くのも大変です。「カフェ勉」するときには、勉強ツールをしぼって、コンパクトにし、限られたスペースでも勉強できるようにする工夫しましょう。

(2)耳障りな音が出ていないか確認する
お店によっては、やたらに話す人が多かったり、耳障りな音楽が流れていたり、そもそも音が大きすぎて集中できなっかたりする場所もあります。事前に状況をしっかり確認してから学習をはじめることをおすすめします。

(3)節度ある利用を心掛ける
カフェによっては、時間制限を設けているところもあります。そうでなくても、数時間に渡って居座るのはあまり良いマナーとはいえないでしょう。店の混み具合などを見ながら、節度ある利用を心掛けてください。

公務員試験は、一定期間勉強を続けていく長丁場です。時には濃密に、時にはゆったり、無理せず自分のペースを守りながら着実に階段を登っていきましょう。そのひたむきな努力の先に、めざす合格が待っています。