県庁と政令市、どちらを選びますか?

日本には「市」が772ありますが、その中に「政令指定都市(略して「政令市」)と呼ばれる、政令及び地方自治法で定められた大都市が20あります。

具体的には、

札幌市
仙台市
新潟市
さいたま市
横浜市
川崎市
相模原市
千葉市
浜松市
静岡市
名古屋市
京都市
大阪市
堺市
神戸市
岡山市
広島市
北九州市
福岡市
熊本市

が該当します。本来、都道府県と市は法的に役割が分担されていますが、政令指定都市については、大規模自治体ということで、都道府県の業務の一部が移管されており、法律によって通常の市よりも多くの権限が割り振られています。

政令市と県庁は併願できない

このことに関して、受験生の方からよく聞かれるのが、

「(同じ県の)県庁と市役所、どっちを受けようか迷っているのですが。。。」

という質問。両方受ければいいじゃん!って思う方もいると思いますが、多くの場合、県庁と市は試験日が同じ(一部を除いて6月の最終日曜日)なので、日程的に併願ができません。

また同じ県内ということで勤務内容や勤務後の地理的条件も似通っているのでは、という印象があるためか、どっちを受けるべきか?ということが受験生の間は問題となるわけです。

で、どちらが難しいか?というと、それに答えること自体、「難しい」のですが、あえて言えば、政令市の方だと思います。つまり例えば私の地元・岡山県で言えば、岡山県庁と岡山市役所を比べた場合、岡山市のほうが難しい(かも)というわけ。

なぜかというと、一般的には政令市のほうが人気が高いからです。理由としては、

(1)政令市は県の業務の一部も担当でき、市の業務と県の業務のいいとこ取り(両方)ができる
(2)市のほうが担当地域が限定されており、地域密着のしごとができる
(3)転居を伴う転勤がほとんどない

などが挙げられます。

県と市の場合、他の条件を見ると、例えば試験問題自体は、試験日が同一であれば、内容はほぼ同じですし、問題自体について難易度には大差ありません。したがって、人気が高いことが単純に難しさに結びついている気がします。

 仕事内容で選ぼう

でも、人気の高い低いは、あったとしても大きなものではありませんし、それだけで志望先を決めても就職してから有意義かどうかはわかりません。

したがって、県庁と政令市のどちらを選ぶかという問題については、両者の業務内容の違いをきちんと把握した上で、どちらがやりたい仕事に近いか、という観点を第一に捉えて考えてください。