過去問集は「解説」を見て選ぼう

Amazonで検索したり、本屋さんの公務員試験コーナーに行くと、さまざまな種類の過去問集があることが分かります。

中身をパラパラめくると一見、どれもあまり変わらないように見えますが、実は、けっこう違います。

過去問集を手にとってまず目が行くのは、どのような問題が掲載されているか、ということだと思います。同じ科目どうし比べてみても、過去問集によって掲載されている問題が異なるので、どのような問題が掲載されているかということが気になるんだと思います。

でも、どのような問題が掲載されているか、というのはさほど重要ではありません。どの過去問集もそれなりに重要な問題をしっかりとセレクトしているので、学習効果の面からは大差ありません。重要なのは、どのような問題が掲載されているのかということよりも

「解説が自分にとって分かりやすいかどうか」

です。

内容面と形式面から「解説」をチェックする

なぜ過去問集で勉強するかというと、大げさに言えば、「解説を読むため」といってもいいほど解説は重要です。過去問を解くだけでは得点力はつかず、各問題の解説を読むことで理解が進み、関連問題が解けるようになるのです。

例えば、多くの受験生が苦手にする数的処理や経済学は、過去問集によって解説の質や性格がかなり異なります。数字に苦手意識がなければ、途中の計算過程が端折られていてもそれほど問題ないかもしれません。でも逆に数字が大嫌い!場合は、計算過程が懇切丁寧に書かれていないと理解するのに時間がかかる、ということもよくあります。

また、法律科目についても、各論点や判例について詳細に書いてある過去問集が存在する一方、それらをシンプルに解説してくれている過去問集があったりします。

さらに、暗記科目についても、選択肢の正誤についてピンポイントで解説しているものがあるかと思えば、その問題で直接問われているポイントだけでなくその周辺事項の知識までカバーしているものもあります。

このような内容面だけでなく、解説部分のレイアウトや字の大きさ、図が多用されているかどうかなどの形式面についても好みがあると思いますので、そういった点もよく見比べてください。

実際に手にとってみる

どのような解説の過去問集がよいのかは、実際に手にとってみるのが確実です。また、科目によって過去問集の種類を変えるのもアリです。例えば、憲法は比較的得意だから、解説もシンプルに書かれているものを選び、苦手な経済学については、計算過程や論理プロセスなどを比較的詳細に記述している過去問集を選ぶ、といったやり方です。

よく合格者が、「この過去問集がよかった」「この過去問集は解説がシンプルすぎる」などとあれこれ指摘したりしていますが、どの過去問集がよいかは、使う人の得意不得意、学習の進捗度合い、各科目の重要性などによって変わってきます。他人のアドバイスは参考程度にして、必ず自分の目で見て判断するようにしてください。

公務員試験の学習においては、常に過去問集が中心となります。内容面、形式面双方の観点から自分に合った過去問集を選ぶようにしてくださいね。今年もありがとうございました。それでは、よいお年を!