志望先を決めると良いことずくめ

「公務員になろう!」と決めると、多くの人はとりあえず公務員試験の勉強を始めます。もちろん試験勉強は大切です。

でもそれよりもっと大切なことがあります。それは、

「志望先を決める」

ということです。

なぜ志望先を決めるのか? それは簡単。

良いことずくめ

だからです。

3つのいいこと

(1)勉強へのモチベーションが高まること
志望先を決めると、仕事をするイメージを自然に持つことができます。そうすると、「公務員試験に合格する」という目的は、単なる「通過点」だということがわかってきます。

別の言い方をすれば、試験を客観的に捉えることができるので、とにかく効率的に得点を取って合格する方法を考えて勉強を進めようという気持ちになるのです。志望先を決めて勉強をする人が、結果的に公務員試験に強いのは当然のことです。

(2)常に面接を意識して勉強を進めることができること
公務員試験は、一般的に面接試験よりも筆記試験のイメージが強いようです。私の経験では、両者の比重を、

筆記試験:面接試験=9:1

ぐらいに感じている人が最も多いと思います。

でもそれは、「最終合格」を勝ち取れないリスクをはらんでいます。

当然のことながら、筆記試験に合格しても面接試験に合格しなければ、公務員として仕事はできません。また、最近の公務員試験では、面接試験の配点が筆記試験とほとんど変わらないケースもあります。筆記ばかりに気を取られて面接試験を軽視することは、非常に危険なことなのです。

志望先を考えたり、仕事をするイメージを持つということが日常化すれば、志望先の業務を調べたり、志望先の自治体が抱える問題点を考えたりすることが多くなります。それは、自然に面接対策を行っているのと同じことです。面接試験の観点からも、志望先を決めて公務員試験に望む人が合格しやすいのです。

(3)自分に合った公務員になれること
一口に「公務員」といっても、その仕事は多種多様です。最も多くの人が受験する都道府県庁や市役所は、都道府県だけで47、市役所にいたっては700以上あります。国家公務員試験もまた、国家一般職や国税専門官、財務専門官、労働基準監督官、裁判所職員など、非常に多くの職種が存在します。

東京都と北海道では、持っているポテンシャルも抱えている課題も異なりますし、横浜市歌志内市とでは約1,000倍もの人口差があって政策も大きく違います。地方公務員と国家公務員とでは、さらに大きく違います。

このように志望先によって状況はさまざまです。自身の適性や経験、嗜好、さらには人生観などとも照らし合わせて、丁寧に志望先を絞り込んでみてください。自分であれこれ調べたり考えたりして選んだ志望先であれば、合格して働き始めても、納得して公務員の仕事を続けていくことができます。

学力とは関係なく志望先を決めよう

このように「志望先を決める」という意識をもって勉強を進める人は、実は非常に少ないのが現実です。すでに勉強を始めている人も、これから始めようと考えている人も、必ず「志望先」を明確にしてください。

その際に最も大切なのは、

「現時点での学力を考慮する必要はない」

ということです。

現在の学力を考慮して将来やりたい仕事を断念したり、自分の可能性を否定してしまうのはナンセンスです。そんなことは考えずに、本当に行きたい志望先を決め、そこに合格するために全力で勉強すれば、結果は後から付いてくるものです。これまで多くの合格者を見てきましたが、それは間違いありません。