公務員試験はこの4科目に注目

合否に大きな影響を与える科目

公務員試験は、受験科目が非常に多いことに目を奪われがちです。しかし、実は合否に大きな影響を与える科目は多くありません。

誰もが受けなければならない必須科目はもちろん、出題数が多い科目のほうが、1〜2問程度しか出ない科目より重要なのは言うまでもないことです。そこで、合否に大きな影響を与える科目を絞り込んでいくと、概ね次の4科目になります。

「数的処理」

「経済学」

民法

「教養論文」

この4科目をしっかり勉強しておけば、大きな失敗を避けることができます。

このうち、「数的処理」と「経済学」は、どちらも数字を使うという共通点があります。経済学には一部、微分の知識も必要となります。そのため数学が苦手な方にとっては、学習をはじめる段階ではややハードルが高く、そのままズルズルと苦手意識が増幅してしまうというケースが多く見られます。

数学に苦手意識がある場合、この2科目については勉強時間を重点的に配分してください。また毎日の勉強に組み込んで継続的に学習し、徐々に苦手意識を払拭する方策をとるようにしてください。

民法」は、法律科目の中でも範囲が広く、またやや難解な論点も少なからずあるため、特に法律に初めて触れる方にとっては学習しにくい科目です。一方で、民法は論理的な科目でもあるので、しっかり理解していけば得意科目にして満点を狙うこともできます。民法がある程度できるようになれば、「行政法」の理解促進などの好循環も期待できます。

教養論文について

「教養論文」は、択一試験と異なり、唯一の正解がない科目です。また、文章を書く必要のある科目なので、そのための一定のトレーンングが必要になります。

最近の出題では、問題文に工夫が凝らされているため、より訓練が難しくなってきています。また、時事問題や行政の施策に関する知識も使うので、単独の科目とはいえ、多岐にわたる学習が必要です。

さらに、教養論文は非常に配点が高く、教養択一や専門択一がある程度できても、教養論文の得点が低いとそれだけで不合格になってしまうケースが多々あります。

このように、教養論文は、近年の公務員試験では最も重要な科目です。

国家一般職や特別区、都庁などでは1次試験で課されるので比較的早い段階から時間をとって勉強する必要があります。地方上級だと1次試験では課されないケースもあり、対策が疎かになりがちなので留意してください。最終合格には必須の科目ですから。

教養論文を学習する過程では、志望先の政策を考えることも多くなるので面接対策にもなります。すぐにでも勉強時間の配分に割り当てるようにしてください。

公務員試験の勉強において「メリハリ」は非常に重要です。力を入れる科目、そうでない科目を意識的に見極めていく意識を持ちましょう。自ずと勉強計画が定まってきます。そうすれば合格への道筋は見えたも同然。時間はまだ十分あります。あせらずやっていきましょう!