説明会の活かし方

比較的景気がよく民間企業の就活が盛況な昨今、公務員採用もかなりの危機感をもって、工夫を凝らした説明会を開催しているようです。このような状況ですから、仕事や学生生活等で忙しいからといって参加しないのはもったいない。そこで、説明会を「活かす」ためのポイントを3つ紹介します

(1)説明会は「話半分」で

説明会には、各官庁主催、予備校主催、民間主催の就活フェアなど、さまざまな形式があります。自治体や省庁にしてみれば、説明会は受験生に良いイメージを持ってもらうアピールの場。基本的には「長所」しか話しません。
もちろん担当職員も、デキ女・デキ男が充てられるのが一般的です。説明会で接した職員の印象が非常に良くて「こんな人と一緒に仕事がしたいなぁ」と思っても、当然ながら誰もがそうとは限らないことに注意してください。
さらに、説明会で語られる政策や事業は、とりわけ国際的で大規模であったり、先進的っぽいものであったり、マスコミに取り上げられたものなど、受験生ウケのいいものになりがちです。そういった華やかな仕事もありますが、地味な仕事をしなくてよいわけでもありません。説明会の話の内容は偏っているという前提で「話半分」で聞いておくのが妥当です。

(2)説明会こそ「予習」が大切

筆記試験の勉強に予習は必要ありませんが、説明会を活かすには、予習がなにより大切です。予習といっても難しいものでありません。
具体的には、参加する自治体や省庁の基礎データ
(例)
①知事・市長のフルネーム
②人口と面積
③憲章のモチーフと意味
④予算規模と職員数
⑤議員数と第1党
⑥ここ1年で制定された条例
⑦国際友好都市
⑧主産品と主要産業
⑨主な観光地
出生率と高齢化率
を一通り調べておくだけ。スマホでググれば、短時間でかなりの情報を収集できます。職員の説明を聞くときにもイメージが湧きやすくなりますし、なにより具体的な質問をしやくすなります。

(3)「面接官」になったつもりで質問する

説明会では多くの場合、職員に直接質問できる「質問タイム」が設けられます。パンフレットを読めばわかるようなことや、ネットで調べられるような質問をしても、職員は内心、「そんなの自分で調べてよ」と思っています。
また、仕事の忙しさや職場の雰囲気など、時期や部署によって明らに違うことを聞いてもあまり意味がありません。さらに、担当職員が経験したことのない分野の将来的展望を聞いても、当たり障りのない答えしか返ってこないのも仕方ありません。
「質問タイム」ではあえて自分が「面接官」になったつもりで、「職員個人に関すること」を質問してみてください。
例えば、「希望してその担当になったのかどうか」「なぜいまの官庁を選んだのか」「その決め手になったのはなんだったのか」「これまで最も苦労した業務はどのようなことか」など、「自分が聞かれたらどう答えればいいのかわからないこと」をあえて聞いてみてください。一般的なことを聞くよりもずっと、本番の面接に活かせる最高のお手本になるはずです。
説明会は、官庁の実態を知り、志望度合いを高めてくれ、さらにはモチベーションを高めてくれるいい機会になります。説明会を十分に活かして、自分にピッタリの官庁を見つけてください!