教養論文の採点者はここを見る。

で、最近の教養論文試験では、受験先の政策に関するしっかりした理解が求められているという趣旨を書きました。

なぜ、このような理解が求められるのでしょうか。その理由のひとつには、

本当に志望度が高いのかを試している

ことがあると考えられます。

公務員試験も含めた就職活動は、恋愛に例えられることがあります。

たとえば、

恋愛すなわち、誰かを本気で「好き」になったら、相手のことを色々と知りたくなりませんか?「どんな食べ物が好きなのか」「どんなファッションが好きなのか」「どんな音楽を聞いているのか」そして、「今現在付き合っている人はいるのかどうか」などなど……。

就職活動も同様に、「ここで働きたい」という気持ちがあり、その気持ちが本気であればあるほど、色々と知りたくなることが出てくるものです。「その会社でどんな人が働いているのか」「どんな業務をやっているのか」「やりたいことはできそうか」「その自治体はどのような問題を抱えているのか」「10年後、20年後の自治体の姿はどうなっているのか」などなど……。

このように、本当に興味があることについては、自然に色々と知りたくなるので、さまざまな手段を使ってなんとしてでも調べようとするはずなのです。

これを教養論文にあてはめてみましょう。問題文で問われている課題について、実際に行われている政策をほとんど知らなかったりするとどうなるでしょうか。

これでは、採点者に、

「本当は行政に興味をもっていないんだな」
「合格したいとは思っていないんだな」
「こんなんじゃ面接しても時間のムダだな」

などと思われしまう危険性が高くなります。

まず調べるのは「長期ビジョン」

政策については、「知りたい」と思えば、調べる方法はいくらでも出てくると思います。ネットでググることはもちろん、関連書籍を読んだり、説明会に出席したりと、調べること自体はその気があれば案外簡単なことです。

ネットで調べるのであれば、、最初にチェックしたいのは「長期的な施策方針」に関するページです。例えば東京都のホームページには、

というコーナーがあり、ここには、現在東京都が抱えている重要問題がズラ〜ッと掲載されています。中にはそのまま教養論文の問題文として出題されてもおかしくないようなテーマも多々掲載されています。

また、都道府県や政令市などの比較的大きな自治体では、部署(「部」や「局」)ごとに個別のページがあったりするので、関心のある分野ごとにより個別的な施策について深く知ることができます。

さらに、各部署で扱っている施策についての最新情報が「報道発表」や「お知らせ」という形で並んでいることも。これらをチェックしていくと、直近で何がトピックなのかを手軽につかむこともできます。

そのほか、各自治体の新年度予算案のページを見ると、その自治体がどのような分野に力を入れようとしているのかを垣間見ることもできますし、役所等で配布している地元向けに書かれた紙媒体の配布物などにも有益な情報が数多く掲載されています。

以上のことは、教養論文対策としてはもちろん、そのあとに控えている面接対策にもつながります。1次試験が終わってから始めていたのでは手遅れになる可能性があります。是非いまから時間を割いてみてく調べてみてください。筆記試験の息抜きにもなりますし、ないよりきっと新たな発見があるとますから!