教養論文【音読&リスニング暗記法】

公務員試験では教養論文の配点が非常に高いケースが多く(特に地方公務員試験)、その出来が合否に直結するといっても過言ではありません。そのため合格を確実なものにするには、必然的に教養論文に力を入れることになります。

教養論文は、結局のところ出題されやすいテーマが限られています。自治体の政策を学習したり、論文の書き方を習得したりといったことは当然必要となりますが、最終的には、出題されそうなテーマをピックアップし、それらの答案構成などを暗記するという作業はどうしても必要となります。

その際、それを「どう覚えるか」が現実的な問題になります。覚えればいいとは言っても、言うは易し行うは難しです。データ化してスマホでちょくちょく眺めたり、パソコンなどに文章を打ち込んでプリントアウトし、それを繰り返し黙読して覚える、というような方法が一般的だと思います。

しかし、黙読するだけでは、実はあまり記憶の定着率がよくありません。何度読んでも割りとすぐに忘れてしまうものです。理由は簡単。人間が持つ五感のうち、「視覚」だけしか使っていないからです。

そこで、超効率的かつ確実に文章を覚える方法をご紹介します。

音読とヒアリングが暗記のカギ

教養論文【音読&リスニング暗記法】

(1)出題が予想される問題を10個程度ピックアップします。ピックアップしたら、その問題の答案構成(あるいは模範解答)を用意します。自分で作ってもよいですし、時間がなければ模試や対策本などの解答をそのまま利用しても構いません。

(2)それらを1つずつ「音読」していきます。このとき、「大きな声ではっきりと」そして「あまり早口にならないよう」に音読するのがコツです。そしてそれを「録音」します。スマホを使えば録音はカンタンにできますよね。

(3)「録音」したものを再生して聞いていきます。スキマ時間を利用して、何度も繰り返し聞いてください。通学時間や入浴中、散歩しながら、ジョギングしながらなど、机に向かっていない時間を最大限に活用するのがポイントです。 単に聞くだけでも十分に効果がありますが、できれば、次の展開を予測しながら聞いてみてください。先読みしながら聞き直すことで、非常に能動的な反復ができ、記憶の定着率が飛躍的に高まります。

(4)最後に、暗記できたと思ったら、その記憶を元に答案を書いてみてみてください。これで再現できるようになればもう大丈夫、完璧です。

このように「目」「口」「耳」を使って「黙読→音読→リスニング→再現」というプロセスを踏めば、重要論点をしっかり覚えることができます。その「太い記憶」こそが、論文試験本番で必ず受験生を助けてくれます。この方法は、教養論文はもちろん、国税専門官や都庁などで課される專門論文でも使える暗記法です。暗記が苦手という方はもちろん、得意な方でも、取り入れてみる価値のある方法だと思います。ぜひ試してみてください。