「見た目が美しい面接シート」は計画性の現れ

面接対策のスタートで最も大変なのは、なんといっても「面接シート作り」です。その際、忘れてはならない重要なポイントがあります。それは、公務員試験の面接シートの多くが「手書き」だということです。

公務員試験の面接官は、毎日大量の面接シートを見ながら、多くの受験生の面接をこなしています。 その膨大な作業の中で、パッと「見た目が美しい面接シート」に出会ったら、面接官はどう感じるでしょうか?

「お、読みやすいな」

と思われるだけでしょうか。いいえ、そうではありません。
「見た目が美しい面接シート」を見ると、面接官はこう感じます。

美しい面接シートは計画性をアピールできる

「この人は計画性がある人だな」

なぜなら、記入枠に整然と文字を書いて美しく整えるには、「事前の下ごしらえが必須になる」からです。言い換えれば、「面接シートをどのようにまとめるかの見通しがついている」ということの証明なのです。

ですから、面接官は非常に良い第一印象を持って面接シートを読むことになります。つまり、「見た目が美しい面接シート」というのは、書いてある内容では伝えられない潜在能力を、面接官に強力にアピールすることができるのです。

それがアピールできれば半分合格したようなもの。そこから始まる面接本番も、必ず有利に展開させることができます。

ここで一点だけ確認ですが、「上手な文字でなければダメ」と勘違いしないでください。丁寧に心を込めて書けば、字の巧拙は関係ありません。あくまで面接官が読みやすい「見た目が美しい面接シート」を作ろう!という気持ちが大切なのです。

「見た目が美しい面接シート」とは

ではここから、「見た目が美しい面接シート」をつくるための簡単な秘訣をお話しましょう。

(1)原本を3部コピーする
面接シートは、各受験先のホームページからダウンロードしたり、あるいは1次合格者のもとへ郵送で送られてきたりしますが、原本を入手したら、まず「コピーを3部」(予備を含む)をとってください。

(2)各項目に書く「原案」を「ざっくり」決める
次に、書くことを求められている項目、たとえば「これまで力をいれたこと」「一番苦労したこと」「関心のある業務」「公務員を志望した理由」など、各項目に書く内容をざっくり決めてください。ポイントは、「ざっくり」決めるという点。この時点では、字数や内容にこだわる必要はありません。なお、「原案」はこの段階からパソコンで作っておくのが合理的でしょう。

(3)面接シートの記入スペースの「字数」を確定させる
コピーした3枚のうち1枚目を使って、普段自分が書いている字より丁寧めの文字で、読みにくくない程度の大きさで字が書けるよう、定規で「行」の罫線を鉛筆で引いて行ってください。大体の目安で構いません。
そこに、先ほどの「原案」の文章を実際に書きます。このとき、原案の文章が入りきらなければスペースの終わりでやめ、逆に、余ったらそこまででやめておきます。こうすることにより、各スペースに入る文字数を確定させることができます。
最近の公務員試験で用いられる面接シートは、項目がさほど多くない一方で、一つ一つの項目のスペースが大きい傾向にあります。記入スペースが大きい場合、そのスペースにどのくらいの大きさの字で何字くらい書けるのかがすぐにわからないので、面倒でもこの作業は必ず行なってください。

(4)各スペースの文字数を調整する
確定した文字数に合わせて、パソコンでつくった「原案」の文字数を調整し、コピーの2枚目に今度はその文章を書いていきます。この時点で、面接シートの「仕上がりイメージ」ができます。添削を受けている先生や友達に「見た目が美しいかどうか」を確認してもらってください。

(5)仮清書する
あとは、本当に記入する内容が固まってからコピーの3枚目で「仮清書」します(納得がいかなければ、4枚目、5枚目とコピーを増やして書いてください)。具体的なポイントは「行ごとの字数をある程度揃える」ことです。しっかり意識していないと、行によって文字数に差が出てしまいます。これだと見た目が美しくありません。数文字程度前後するのは問題ありませんが、できるだけ行ごとの文字数が同じになるようにしてください。

いかがでしょうか。面接シートの内容面であれこれ悩んだら、まずは、「見た目」から入りましょう。こっちのほうが圧倒的に簡単です。内容面の作り込みはそれからでも遅くはありません。