C日程の市役所は「3つの愛」が鍵を握る

全国に800近くある市役所の採用試験は、その試験日によって大きく3つに分けられます。

最初に行われるのは、いわゆるA日程と呼ばれる試験。毎年6月下旬、政令市や政令市に匹敵する大規模な市役所の試験がこの日程で行われます。

次に行われるのが、B日程の試験。毎年7月下旬に行われ、中規模の市役所の試験が行われます。

最後に行われるのが、今回のブログで扱うC日程の試験です。毎年9月中旬から下旬に実施されるこの試験は、中規模から小規模の市役所の試験が行われます。筆記試験が教養試験のみのケースも比較的多く、また自治体の規模もそれほど大きくないため職員数も比較的少なく、そのため採用者数もさほど多くないのが特徴です。

このC日程の市役所試験、筆記試験、そしてそれに続く面接試験を突破して合格するには、

「3つの愛」

が鍵を握ることになります。「3つの愛」とは、

「郷土への愛」
「住民への愛」
「職場仲間への愛」

です。

「郷土への愛」

C日程の市役所は、その市内で生活する人々に対して地域密着型で行政サービスを提供していくのが仕事の中心になります。地元に長く住んでいる人も多く、その土地に強い愛着を持っている人が多いため、その愛着を自分のこととして理解できる職員が求められます。
受験する自治体が地元であれば大きな問題はないのですが、縁もゆかりもない場合は、まずはその自治体に足を運んで、時間の許す限り隅々まで見て回ってください。その自治体の人口や面積、さらに主な観光地や主要産業などを調べていけば、自然と関心のある分野が見つかり、その土地に対する愛情が芽生えてくることは多々あると思います。

「住民への愛」

地域密着型で行政サービスを丁寧に行うためには、その自治体の住民へ強い愛情があることが前提となります。その自治体にはどのような人が多く住んでいるのか、またどのような要望があるのか、また不満はどのようなものなのか、そういったことを本当の意味で住民視点に立って、理解しようする姿勢が求められます。
まずは知ることが大切。市役所に行けば、地元の広報誌や、地域イベントの案内、市役所による各種サービスの紹介など、その自治体の住民たちがどのような行政サービスを求めているのかということが把握できる情報に触れることができます。地元紙などに目を通すのもかなり有効です。

「職場仲間への愛」

C日程の市役所は、規模的にさほど大きくはなく、行政サービスを展開する際にも、限られた職員によるチームワークが特に重視されます。職場内の仲間意識も強く、良い意味で「郷に入れば郷に従え」的な協調性が求められます。面接でも、職務能力が高いことよりむしろ、「いっしょに働きたい人かどうか」という点からチェックされる傾向にあります。

大規模な自治体や国家公務員とは異なり、C日程では、これら「3つの愛」を明確に意識するかどうかが非常に大切です。それによって試験対策の方針や試験に臨むモチベーションも大きく変わってくると思います。これから受験に臨む方は、是非参考にしてください。