「自己PR」は「自己紹介」ではない

面接試験で最もよく聞かれる質問のひとつ「自己PR」。公務員試験を受験する方だけでなく、就活するなら一度は考えるテーマです。

この自己PRですが、「自己PR」のことを考えているのに、単なる「自己紹介」に終わってしまっているケースがよくあります。

「自己PR」にいう「PR」って、「Public Relations」の略。ざっくり言えば、広告宣伝活動です。自分の特徴や魅力、長所を相手に分かってもらうこと、それが自己PRです。

一方、自己紹介は、「私は◯◯の出身です。趣味は△△です。大学では☓☓サークルで活動していました。得意科目は★★です。◆◆には自信があります。」といった感じで、単に経験やスペックを話しているに過ぎません。

企業が行う広告宣伝活動と同じですが、重要なのは、「誰に伝えるのか」を考慮する必要があるということ。商品によって、若者が対象となっているもの、高齢者向けのもの、女性が対象となっているものなど色々あり、誰が対象となっているのかによって、PRの仕方や内容が異なります。

これを公務員試験の面接での自己PRに当てはめて考えると、自己PRは、就活の際に行う宣伝活動ですから、対象は、受験先の面接官です。面接官というのは、社会人・職業人として能力(ポテンシャルも含めて)が高いかどうかを面接でチェックします。したがって、受験生としては、自分が持っているさまざまな特徴の中から、仕事で使えそうな点をピックアップしてアピールする必要があります。

「社会人」としてアピールできることかどうか

よく「協調性がある」とか「責任感が強い」といった点をアピールする受験生が多いのですが、これらは、職業人以前に、人として生きる上で最低限備わっているのは当たり前のこと。したがって、これらの点を就活の面接でアピールしてもインパクトは非常に弱くなります。就活の面接では、「社会人」としてアピールできることって何?という視点を持って、自己PRを構築する必要があります。

この点、参考になるのは、サークルやゼミの社会人の先輩など、すでに社会で働いている人たちの意見。こういった実際社会で働いている人でないと、学生として必要な要素と社会人として必要な要素って、なかなか明示的にはわからないことが多いのが現実。身近な人を探して是非聞いてみてください。