2021年度合格体験談 〜都庁I類B一般方式(事務)面接再現編〜

2021年度の東京都I類B一般方式(事務)に合格された必勝倶楽部受講生の面接再現です。

東京都I類Bは、ここ10年で最も採用者数が少なく、非常に厳しい面接となりましたが、見事最終合格を果たされました。この方は、他の自治体(県庁)にも最終合格されています。

下記の面接再現では、受験先の自治体が行っている最新の政策に対する関心の強さが探られていることなどもよくわかります。また、必ずしもベストの回答ができなかったにも関わらずなんとか切り抜けている、という本番ならではでのリアル感も感じ取れます。

 

<受験生>男性。大学4年生

<面接官>3名(男性2名・女性1名)

向かって左席:40〜50代男性 そういう役割のためか、興味がなさそうな態度

中央席:40代女性 穏やかでよく笑ってくれる

右席:40代男性 穏やか

 

<中央席の面接官>
面:朝一番で緊張していますよね?
私:はい。少し緊張しています。
面:素のあなたを出せるように頑張ってください。
私:はい。
面:それでは1分間程度で自己PRをお願いします。
私:はい。私の強みは、チームでの課題解決力とチャレンジ精神です。この二つの強みは、大学のサークルでのキャプテンとしての経験で発揮することが出来ました。私は、大学のサークルで◯◯を行っているのですが、私たちのチームは練習でできることが試合でできず、試合に負けてしまうという課題を抱えていました。私は、その課題解決のために、チーム全員で練習メニューを作るようにしました。そこには様々な困難がありましたが、持ち前のチャレンジ精神を活かし、チーム全員の能力を結集した練習メニューを作ることが出来ました。私は、この能力を活かし、東京都職員として困難に直面した際も、他の職員の方と協力しながら課題解決に取り組んでいきます。本日はよろしくお願いします。
面:ありがとうございました。それでは、質問の方をしていきたいと思います。

 

<右席の面接官>
面:あなたが仲の良い友達はどんな人が多いですか。
私:割と自分のやりたいことを積極的に言う友達が多いです。
面:それではいつも賑やかな雰囲気ということですか。
私:はい。
面:なるほど。それでは、あなたは友達や周りの人からどのような人と言われることが多いですか。
私:頼れる人と言ってもらうことが多いです。
面:なぜそのようなことを言われると思いますか。
私:普段、自分がやるといったことでなど、自分がやるべきことは最後までやりきるようにしているからだと考えています。
面:逆に、あなたが苦手なタイプの方などはいますか?
私:相手の意見を聞かずに、自分の意見ばかりを主張してこられる方が苦手です。
面:そのような方にはどのように対応しますか。
私:まずは、相手の意見を最後まで聞き、そのうえで相手の意見が理解できたことを伝えます。そして、自分の意見を伝えるようにしています。
面:今まででそのような人とかかわったことがあるということですか。
私:はい。今は違いますが、サークルの同期のチームメイトの1人が、大学1、2年生のころに、そのような性格でした。
面:都庁にもいろんな人がいるから、そのような人が上司になることもあるかもね。その時あなたならどうする?
私:同じように、相手の意見をしっかり聞き、それを伝えたうえで自分の意見を言いたいと思います。
面:今コロナでやはりなかなか学校にいけない状況なのですか?
私:はい。大学3年生になってから学校には行っていません。
面:それだとやはりストレスもたまると思うのですが、何かストレス解消法などはありますか?
私:私は、近所のランニングすることでストレス解消をします。
面:ストレス解消法を持っているということね。話は変わるけど、面接シートに書いてある高大連携プログラムについて簡単に説明して。
私:高校生が大学の授業や大学教授のセミナーに参加して、大学での学びを感じたり、高校と大学の7年間を合わせて考えることで、より長期的な研究などを行ったりするものです。
面:また話変わるけど、自己啓発のために何かしていることある?
私:中学生のころから「一行日記」をつけています。(正直、これぞ自己啓発といえるものがなく、焦った)
面:それはどういったもの?
私:その日に行ったことや、反省したことなどを一行だけ書いているというものです。
面:それって自己啓発になるのかな?(少し不満そうな顔)
私:もう忘れてしまったものの、過去に起こしたミスを振り返ることが出来るので、同じミスをしにくくなると思います。また、苦しかった時期の乗り越え方なども思い返すことができると思います。
面:なるほどね。実は私も一行日記やっているのだけど、なかなか続かないのだけど、あなたは続けられているのですね?
私:はい。
面:何かあなたの力を都職員として生かすといった意気込みはありますか?
私:私は課題解決力を生かし、都職員として様々な課題に対して取り組みを行っていき、課題解決をしていきたいです。(うまく答えられなかった)
面:それでは、私からの質問は以上です。ありがとうございました。
私:ありがとうございました。


<左席の面接官>
面:今までで一番つらかったことって何?
私:高校生の時に◯◯部に所属していたのですが、その時に技術的に劣っており、チームにたくさん迷惑をかけてしまったときです。
面:その時はどうしたの?
私:とにかく練習しないことにはうまくなれないので、同期のチームメイトを1日ずつ誘い、全体練習前に個人的な練習に付き合ってもらうようにしました。
面:都庁は多くの分野があるから、なかなか希望の分野にいけないことが多いけど、そもそもそのこと知ってる?
私:はい。
面:そのようなところでも頑張れる?
私:はい。どのような分野でも都民の方に貢献できるので、頑張れます。
面:その時には、例えば水道局のようないままであなたが勉強したことが全く意味なくて、又勉強し直さなきゃいけないこともあると思うけど、どうする?
私:そのような時でも、本やマニュアルなどをしっかり読みこんだうえで、わからないところは上司の方や先輩職員の方に聞き、勉強します。
面:でも都庁にはそんなにいい人ではない人もいるよ。もし、上司や先輩職員が冷たくて、仕事を教えてくれなかったらどうする?
私:まずは、自分で間違いなく行えるものは自分で行います。自分が分からない部分は教えてもらえるように、手が空いていそうなときに声をかけたいと思います。やはり、自分でできることを一生懸命やっていることを認識していただくことが大切だと思います。(途中で混乱して、うまく答えられていない)
面:都庁は、新宿の本庁だけじゃなくて、出先機関とかたくさんあってイメージと違うかもしれないけど、それでも大丈夫?
私:もちろん大丈夫です。私は、現場を大事にしたいと考えており、そのような現場を知ることが出来る出先機関などでも様々なことを学びたいと思っています。また、現場得たものを施策に生かしたり、作った施策を現場で運用したりすることもしたいと思っています。(途中でやめればよかった。余計なことまで答えてしまった。)
面:出先機関とかには、クレームを言いに来る都民の方もいるんだけど、どのように対応する?
私:まずは都民の方の意見をしっかり聞き、理解したことを相手方に伝えたうえで、こちらが伝えるべきことを伝えます。
面:話変わるけど、さっきは高大接続プログラムについて話していたけど、ほかに都庁がやっている教育分野の政策知ってる?
私:教育分野にICTを導入する「TOKYOスマートスクールプロジェクト」を行っています。
面:そのほかにコロナに関して都庁の施策知ってる?
私:東京版iCDCというものを作り、コロナ含めた複合災害に対応する司令塔を設置しています。
面:何か意見が合わなくて対立したことある?
私:サークルにおいて、練習メニューを新しくするか、そのままのものを踏襲するかで対立したことがあります。
面:あなたはその時どうしたの?
私:両者の意見を理解し、共感したうえで、互いの意見を伝えあうということをしました。
面:それだと、どちらにもつかずに調整したってこと?でも、あなたは練習メニューを変えようとしてたんじゃなかった?
私:はい。私自身は、メニュー変えたいと思っていました。そのため、どちらかというとメニューを変える側に立っていたと思いますが、それでも出来るだけ中間の立場にいて、妥協案を探るようにしました。
面:でも妥協できない時も多いよね?そのときはどうする?
私:それぞれの意見を短期間採用してみます。具体的には、サークルにおいて、1週間はAという意見を採用してみる。その後の週はBの意見を採用してみます。そのうえで、長期的な視点に立ってどちらをとるかを考えました。
面:長期的な視点って具体的になに?
私:サークルにおいては、中止になってしまったのですが、全日本大会はあったので、その時に勝つにはどちらをとるべきかという視点で考えました。
面:もう1回聞きたいんだけど、結局さっきのサークルの対立はどうなったんだっけ?
私:最終的には練習メニューを変えるようになりました。
面:そしたら、あなたの主張通りになったわけだね?(少しニヤニヤ)
私;確かにそうですが、反対派の意見も取り入れたものにすることが出来ました。
面:具体的にはどうしたの?
私:はじめは、ゼロから練習メニューを考えていこうとしたのですが、その後、元の練習メニューを土台にして考えることにしました。
面:これで私の質問は終わります。
私:ありがとうございました。


<中央席の面接官>
面:それでは私から質問します。まず、塾講師のアルバイトをしていらしたということですが、なぜそのアルバイトを行ったのですか?
私:自身が受験の際に塾の先生にとてもお世話になったので、自分より年下の生徒にも還元したいと思ったためです。
面;それでは、自身が通っていた塾で働いていたということですか?
私:はい。そうです。
面:授業以外に塾講師のアルバイトで行ったことはありますか?
私:受験生の1年間のカリキュラムの作成も行いました。
面:生徒の相談や保護者の相談は受けましたか?
私:生徒の進路相談などは受けました。
面:どのような相談が多かったですか?
私:高校生から進学先を決めかねているということや、進みたい学部が分からないといった相談を受けていました。
面:どのように解決したのですか?
私:大学4年間で学べることやとれる資格、大学卒業後の進路について調べたうえで、アドバイスをしました。
面:話は変わりますが、先ほどストレス解消法でランニングをするというお話でしたが、他のストレス解消法はありますか?
私:モータースポーツが好きなので、レーシングカートというものをサーキットで乗るとストレス解消になります。(少し毛色の違うものを言った方がよかったかも)
面:体を動かしてストレス解消することが多いということですね。
私:はい。
面:今まで見ていると、あなたは穏やかそうな人ですが、ストレスで寝付けないなどということはありませんか?
私:はい。そのようなことはありません。
面:あなたは、都政についてずいぶん調べてきたようですが、ホームページなどを見て勉強したのですか?ほかに何か勉強したものはありますか?
私:はい。ホームページの他にも、都が発行している戦略ビジョンや、未来の東京戦略などを見ました。
面:なるほど。先ほど自己啓発として一行日記をしているということでしたが、そのほかにしていることはありますか?
私:はい。最近は読めていないですが、本はたくさん読むようにしています(正直、他に何も思い浮かばなかった。)
面:新聞などは読まないですか?
私:いえ、毎日読んでいます。
面:最近気になったニュースなどはありますか?
私:東京都の産業労働局がドイツのノルトライン・ウェストファーレン州と、中小企業の海外進出のために連携したというニュースが気になっています。
面:ずいぶんピンポイントですね(苦笑)
私:はい(笑)。新聞の東京面のページで見ました。
面:ほかに気になっているニュースなどはありませんか?
私:小学校の少人数学級化が気になっています。今まで40人定員だったクラスを35人定員にするというものです。
面:あなたはそれについてどう思っていますか?
私:1クラスを少人数学級にすることは賛成なのですが、そのためには、今よりも教員が必要になります。そのために、教員の職務改善などが必要だと思っています。
面:そのためにはどうしたらいいと思いますか?
私:「TOKYOスマートスクールプロジェクト」にもありますが、教育分野にICTを活用し、教員の負担を削減する必要があると思います。
面:具体的にはどういうことが考えられますか?
私:例えば、定期試験の採点をAIに任せることなどが考えられます。
面:ほかに何か質問がある方いらっしゃいますか?
  それでは、これで面接を終わります。ありがとうございました。
私:ありがとうございました。