直前期の追い込みで一番おいしいのは社会科学

 直前期になると、「直前期に何をしたらよいのか?」と不安になる方も多いと思います。そこで、専門、教養別に直前期の使い方をまとめました。

専門科目

「手を広げないこと」が何より重要です。

科目によって多少程度の差はありますが、知識と知識が論理的に結びついているのが専門科目の特徴です。そのため、新しい知識を入れると、既存の知識の理解が一時的に曖昧になってしまうことがあります。
まだ時間に余裕がある時期であれば、新しく入れた知識を消化することで既存の知識の理解を深めていくこともできるのですが、直前期にはそのような時間はありません。
下手をすると、新しい知識を入れたことで混乱してしまい、解けるはずだった問題まで解けなくなってしまいます。したがって、専門科目については、現時点で理解している知識のブラッシュアップに集中することをおすすめします。具体的には、これまで使ってきた過去問集について、できない問題を1つでも少なくするというプロセスに集中するようにしてください。

教養科目

「分野ごとにやるべきこと」を意識して実行してください。

★数的処理
数的処理は、直前期になって勉強しても点数には結びつきにくい科目です。できないからといって焦って時間を費やしても、時間の無駄になってしまう危険性もあります。したがって、これまでやってきた問題の解法パターンを確認しつつ、1日数問ずつ解いて勘を鈍らせないようにするという「守り」の姿勢をとってください。
なお、いままで数的処理を全くあるいはほとんどやってなかったのであれば、話は別。「1日1時間」など時間を区切った上で、過去問集の難易度が低めの問題を中心に解いて雰囲気を掴む価値はあります。

★文章理解
文章理解も数的処理と同じく、直前期に勉強量を増やしたり新たな教材に手をつけたりしても短期間では効果の出にくい科目です。ただ、今持っている力を本番で最大限発揮するための準備は必要です。そのためには1日1問などと決めた上で、文章理解の雰囲気を忘れないように慣れておくことが必要です。実力を上げるというより実力を出せるように準備することに集中してください。

★自然科学・人文科学(物理、化学、生物、地学、思想、日本史、世界史、地理など)
自然科学・人文科学といっても科目が多いので、人によって科目ごとに得意不得意、あるいは馴染みがあるないが分かれると思います。ひとつひとつの科目自体、結構範囲が広いので、手広くやっても結局点に結びつかないということにもなりかねません。
したがって、比較的得意あるいは馴染みがあるなど、「やれば取れそう」と感じる科目に絞ってやることをおすすめします。たとえば、「大学受験のときに日本史と生物は一通りやっているからその2科目に特化する」といった形です。

★社会科学(政治、法律、経済、時事など)
この分野こそ直前期に時間をとってやるには超オススメの科目です。理由は簡単。他の分野に比べて詰め込みが即点数に反映されやすいからです。
ただし、やり方に注意が必要です。テキストなどインプット教材をただ読み込んでも得点に結びつきにくいので、必ず過去問集や予想問題集などを使って本番と同じ形式で解いてください。1冊これ!と過去問や問題集を決めて、それの1冊を完全に仕上げるのが効果的です。
専門科目と違って理論的に理解できないというような問題はないと思いますので、できない問題が1問もなくなるまで徹底的にこなしてください。


直前期といっても、ちょっとした工夫や意識の持ち方違いで、得点の伸びしろには大きな差がでてきます。

文字通り1点で勝負が決まる択一試験

いままで思い通りに勉強できなくてもこれからが本当の勝負です。残された時間をどう使い尽くすか、ということに集中して、充実した直前期をすごしてください!