時事&論文&面接対策★5分で読める令和2年度補正予算(第2号)

2020年6月12日、令和2年度補正予算(第2号)が国会で成立しました。

今回成立した第2号の補正予算は、4月30日に成立した補正予算(第1号)と同様に、新型コロナウイルス感染症対策として編成された予算であるため、第1号の補正予算と合わせて、金額面・内容面ともに、押さえておきたいポイントが数多く含まれています。

「令和2年度補正予算(第1号)」に関する記事と合わせて、新型コロナウイルス感染症に対して行政がどのように取り組んでいるのかを確認しておいてください。


今回成立した令和2年度補正予算(第2号)の最大のポイントは、その額の大きさです。

31兆9,114億円

これは、令和2年度補正予算(第1号)の25兆6914億円を上回って、補正予算としては過去最大の規模となりました。先の第1号と今回の第2号の補正予算合わせて57兆円を超えており、令和2年度「当初予算」(約103兆円)の半分以上となり、令和2年度一般会計歳入歳出予算の「総額」は160兆円を超える前代未聞の大きさとなりました。

 

今回の補正予算の中身を6つのカテゴリごとに見ていきまましょう。

 

(1)資金繰り対応の強化 11兆6,390億円

最も予算額が大きいこのカテゴリでは、特に影響の大きかった中小企業対策が中心となっています。

 ★中小・小規模事業者向けの融資 8兆8,174億円

 

また、緊急事態宣言による外出自粛で影響を受けた事業者への支援に重点が置かれています。

(2)家賃支援給付金の創設 2兆242億円
 ★1事業者当たり最大600万円
(3)雇用調整助成金の拡充等 4,519億円
 ★日額上限8330円から1万5千円への引き上げ

 

(4)医療提供体制等の強化

特に感染リスクの高い医療者への直接的支援などを含む新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金については、補正予算(第1号)で計上された額(1,490億円)の10倍以上となっています。
 ★新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金 2兆2,370億円
 ★医療用マスク等の医療機関等への配布 4,379億円
 ★ワクチン・治療薬の開発等 2,055億円

 

(5)その他の支援

全国知事会などからの要望も反映し、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の拡充」を行ったほか、売上が前年同月比で50%以上減少した企業に対して最大200万円を給付する制度をさらに拡充させました。

 ★新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の拡充 2兆円

 ★持続化給付金の対応強化 1兆9,400億円

また、補正予算(第1号)では計上されずに批判もあった文化芸術分野への支援も計上されました。

 ★文化芸術活動の緊急総合支援パッケージ 560億円

 

(6)新型コロナウイルス感染症対策予備費 10兆円

予備費であるにもかかわらず異例の大きさの額となりました。

 

今回の補正予算(第2号)についても、その全額を公債で賄うこととしており、その内訳としては、特例公債(赤字公債)が多くを占めています。

建設公債 9兆2,990億円

特例公債  22兆6,124億円 

 

なお、今回の第2号ではなく、先の第1号の予備費から約530億円を充て、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、アルバイト先で働くことができなくなるなど経済的に困窮する学生に最大20万円を給付する支援策が5月19日の閣議で決定しています。

 

 以上、補正予算(第2号)のポイントをまとめました。更に詳しく知りたい方は、財務省HPをご覧ください。新型コロナウイルス感染症については、今後もその動向を注視し、随時情報を配信していきます。