時事&論文&面接対策★5分で読める令和4年度予算

2022年3月22日、令和4年度予算が国会で成立しました。

財政学(専門択一)で出題される国家予算は、試験が行われる年度の「前年度」の国家予算(主に当初予算)についてです。したがって、直前に迫った令和4年度の公務員試験では、1年前に成立した「令和3年度」の国家予算が問われることになります。

しかし、その「令和3年度」の国家予算は、すでに過去のもの。上述のように、2022年3月22日には、令和4年度予算が新たに成立しており、今年の公務員試験の筆記試験や面接試験が行われる最中の行政は、すでにこの令和4年度予算に基づいて動いています。

 

そのような現実的な事情を反映してか、一部の公務員試験では、教養択一の時事問題として、試験の実施年度の国家予算、すなわち今年の試験でいえば、成立したばかりの令和4年度予算が出題されることがあります。

また、成立したばかりの令和4年度予算は、論文対策や面接対策としても大切です。上述のように、今年の試験が行われているときには令和4年度予算の執行の真っ最中ですから、受験生に対して、試験の実施年度の予算=成立したばかりの令和4年度予算を知っておいてほしいと期待するのは、当然ともいえるからです。

都道府県や市役所など地方自治体の試験では、配点の高い論文で問われる各種行政課題について、令和4年度予算の知識が当然出てきます。また、国家公務員試験での官庁訪問の場合、訪問先の省庁の業務内容について、令和4年度予算を前提とした話が出る可能性も十分にあります。

 

このように、時事対策としても、論文対策としても、さらに面接対策としても、令和4年度予算は非常に重要なのですが、予備校の講義でも扱われることはほとんどありません。各種時事対策本でも触れているのは非常に稀で、ほとんどの受験生が全く学習しないまま試験本番を迎えてしまいます。つまり、いざ取り組もうとしても、限られた時間の中で具体的な対策とることが困難なのです。

 

そこで、今回のブログでは、成立したばかりの「令和4年度予算」についてまとめました。

【1】時事対策向け

教養択一の時事対策としては、主要経費別に、以下の3つの視点を優先的に押さえてください。

「概要」
「概数」
「前年度より何%増えたか減ったか

<歳入>
▶一般会計の総額は、107兆5964億円で、前年度当初予算額に比べて0.9%増↑
▶租税及印紙収入は、65兆2350億円で、前年度当初予算額に比べて13.6%増↑
▶公債金は、36兆9260億円で、前年度当初予算額に比べて15.3%減↓
※公債金の約83%が特例公債。

<歳出>
国債費は、24兆3393億円で、前年度当初予算額に比べて2.4%増↑
▶一般歳出は、67兆3746億円で、前年度当初予算額に比べて0.7%増↑
地方交付税交付金等は、15兆8825億円で、前年度当初予算額に比べて0.4%減↓
社会保障関係費は、36兆2735億円で、前年度当初予算額に比べて1.2%増↑
▶公共事業関係費は、6兆575億円で、前年度当初予算額に比べて0.0%増↑
▶文教及び科学振興費は、5兆3901億円で、前年度当初予算額に比べて0.0%減↓
▶防衛関係費は、5兆3687億円で、前年度当初予算額に比べて1.0%増↑ 


【ポイント】

★一般会計は当初予算として10年連続過去最大を更新
★当初予算としては4年連続で100兆円を超えた

★租税及印紙収入は、消費税、所得税法人税の順に額が多い。
社会保障関係費は、9年連続で30兆円を超え過去最大
★防衛関係費が、5兆円を超えており過去最大
★公債依存度は、34.3%程度と大幅に低下した(前年度当初は40.9%)。

【2】論文・面接対策向け

★最近の論文や面接対策で重要な視点となる福祉面での行政負担増大に関しては、社会保障関係費は9年連続で30兆円を超えて過去最大を更新しており〜」といった具体的な数値を入れた説得力ある表現を入れることができる。
★財政の健全性の観点からは、税収は持ち直しつつあるものの、公債依存度は引き続き30%を超えており、財政面の悪化が懸念される。
★「令和4年度予算のポイント」として、コロナ関連では、看護職、 介護、保育、幼児教育などの現場で働く人向に給与3%引き上げの予算を計上し、変異株による感染拡大等、予期せぬ状況変化に備え、昨年に続いてコロナ予備費を5兆円計上している。また、デジタル庁について、デジタル社会形成の司令塔機能を強化するために4千億円超を計上し、さらに「科学技術立国」の観点から、過去最高の科学技術振興費(約1.4兆円)を確保している。

 

以上、試験当日、面接当日に5分で見直せるように書いたので、ぜひ活用してください。