2020年度合格体験談 〜県庁2次面接再現編〜

今回の再現は、県庁の2次面接のものです。この再現を送っていただいた合格者の方からは、

「面接は和やかな雰囲気で始まり、模擬面接でのご指摘どおり、2次面接では時折深めに質問されました」

とのメッセージを頂きました。特に地方自治体の採用試験で複数回の面接試験が行われる場合、1次面接では簡単な質疑応答だけしか行われないことがよくあります。一方で、2次面接では、一つ一つの回答に深く質問してくるということもよくあります。

以下の再現については、そのような点を中心に読んでいくと、非常に参考になるやり取りが数多く含まれていることに気づくと思います。

※1次面接の再現についてはこちら

 

 

<面接官>男性3名 左は50代後半、中央は50代前半、右は40代後半の印象、面接時間は30分程度、県庁会議室


面:これより面接を始めます。(左の面接官が話始める。)◯◯さんは〇〇高校出身ということで、◯◯部ですか、珍しい部活ですね。県内の高校には◯◯部は何校ぐらいあるのですか?

私:◯◯校くらいだと思います。部員が多いのは◯◯高校や◯◯高校ですね。

面:どうして◯◯部に入部されたのですか? ◯◯になりたいとかですか?

私:私は小・中学校で◯◯をしていましたが、高校に◯◯部はありませんでした。◯◯部の部活動を見学させていただいた時に、一生懸命練習に打ち込む先輩方の姿に憧れを覚え、私もこのような人達のようになりたいと思い、入部しました。

面:なるほど。大学は◯◯大学ですか。なぜ◯◯(都道府県名)の大学に進学しようと思ったのですか?

私:私は経営学を学びたいと思い、◯◯大学経済学部を受験しましたが、ご縁がありませんでした。◯◯大学経済学部には合格しましたので、そちらに進学しました。

面:ご趣味が釣りと◯◯ということで◯◯(都道府県名)ではしていましたか?

私:はい。大学の友人と◯◯やわかさぎ釣りにいったことは良い思い出です。

面:あなたはご友人の中でどういう立ち位置ですか?

私:私は中心になって行動していたと思います。車を持っていたこともあり、友人と旅行に行く際にも計画や予約等も私がしていました。

面:そうだったのですか。運転免許は持っているのですね。では、現在は◯◯銀行にお勤めされているということで、◯◯(都道府県名)や◯◯(都道府県名)で働くという選択肢はなかったのですか?

私:私は最初から◯◯県に戻って働きたいと考えていましたので、選択肢にはありませんでした。

面:◯◯銀行では法人営業ですか。花形の業務だと思うのですが、なぜ県職員になろうと考えたのですか?

私:私の取引先のNPO法人の話だったのですが、NPO法人は利益を求めない団体ということもあり、資金繰りが大変な団体が多いのが現状です。そのNPO法人学童保育をしており、◯◯県は共働き率も全国的に高いということもあり、地域の方からも求められている公共性の高い事業を行っていて、私は是非支援したいと考えていました。しかし、NPO法人に対する銀行審査のハードルは高く、このままでは融資が出せないという状況でした。しかし、県が利息の一部や保証をしてくれる◯◯県商工業振興資金を利用することで、何とか融資にこぎつけました。私は資金に困っている方に資金が供給される仕組みの整備や拡充をしたいと思い、◯◯県職員を志望しました。

面:NPO法人の支援だったら、NPO法人に入ったらどうですか?県の仕事はもっと幅広いものですよ。

私:私の言葉が足りなくてすいませんでした。私はあくまで様々な業種の資金を必要としている事業主の方々に資金が供給される仕組みを整備していきたいのです。NPO法人に限った話ではございません。

面:◯◯銀行は本業支援と言われるように金融的な支援以外にも企業に対して幅広い支援を行っているイメージがあります。◯◯さんは金融的な支援以外で行いたいことはありますか?

私:法人営業をしていて、若者を採用できないという問題に直面している企業が多いと感じています。若者の流出は◯◯県の深刻な問題であると考えるので、この問題を解決するために大企業を誘致したり、ベンチャー企業を支援して、働く場所を作っていくことが大切であると考えます。

面:◯◯県から若者が流出する原因は何だと考えますか?

私:◯◯県は都市部とのアクセスがいいという特徴がありますが、それが若者を流出させている一因と考えます。また、都市部と同一の仕事をしていても都市部は賃金が高いので、この賃金格差が若者の流出を加速させていると考えます。

面:確かに賃金格差はあると思いますが、◯◯県は都市部と比較しても家賃や食料品が安いというメリットがあり、実質の所得はあまり差がないようにと思いますが、どうですか?

私:現代では通信費のような固定費は全国的な差がないと考えます。また、食材費も都市部と値段が倍違うとも考えにくいので、大きな差はないと思います。家賃は確かに◯◯県は安いですが、東京などは大企業が多く、大企業には家賃補助が手厚い企業が多いとも考えます。例えば賃金格差においては◯◯県と東京都では1.5倍程度違うと思うので、この差はかなり大きいと考えます。

面:わかりました。◯◯さんは◯◯県庁を受験することを職場の方に話していますか?

私:同僚には話していますが、上司には話していません。◯月◯◯日に結果が分かるということで合格していたら、上司に報告して3か月間しっかり引き継ぎ期間を設けて◯◯月頃に退職する予定でした。

面:あれこれって4月からの採用でしたよね?(左の面接官が、中央の方に確認する。ざわついた。)◯◯さん、県庁は金融機関と一緒に仕事をする機会も多いので、そこのところをしっかりとしてくださいね。

私:わかりました。ありがとうございます。

面:(中央の面接官が話始める。)◯◯さんは県内の転勤は大丈夫ですか?

私:現職でも県内外に転勤はあるので大丈夫です。

面:◯◯(都道府県名)では◯◯サークルに所属していたのですね。なぜ、所属しようと思ったのですか?

私:私はこれまで◯◯や◯◯といった個人競技しかやったことがありませんでした。大学では集団で一つの目標に向かって団結していく経験がしたいと思い、所属しました。また、私は◯◯に踊り手として参加していたこともあり、踊りに興味・関心があったことも理由の一つです。

面:サークルで大変だったことってありますか?

私:◯◯サークルは100名程度の人数がいたので、毎回練習に参加できる上手い人、学業やアルバイトに専念していてなかなか練習に参加できない下手な人の二極化していました。私は班長としてチーム全体の事を考えたときに、なかなか練習に参加できない人を練習に参加できるように上手く巻き込んでいくことで、チーム全体の質が向上すると考えました。サークル長や他の班長と連携して講義の空いてる時間に自主練習会を開催したり、精鋭メンバーの選考基準に下手な人にもしっかりと指導してチームの和を大切にする人を選考するようサークル長や他の班長に働きかけ、チームを団結させました。

面:(左の人が話始める。)先ほどの話と被るところもあると思いますが、◯◯さんは銀行の法人営業ではどのようなことを行ってきましたか?

私:取引先の資金繰り支援や販路拡大、経費削減支援などを行ってきました。

面:銀行の仕事で得たスキルで、県職員でも活かせそうだなと思ったことはありますか?

私:私は法人営業で培ったストーリーを作る力は活きると思います。私は営業が上手い人はストーリーをお客様に上手く説明できて、納得していただいている方だと働いていて感じました。私の場合は、まず社長の夢は何ですか?という話題から入り、事業拡大したい夢を持つ社長なら、設備資金をお出しして、私が夢のお手伝いをしますというようにお客様から納得していただけるストーリーのある営業を心がけていました。この力は、県庁では県産品を広報、販路拡大していく際に、他地域のお客様に◯◯県には魅力のある農作物があって、こだわりを持って生産されて、お客様の元に届けられているというストーリーをお客様に伝えるときに活きると考えます。私はこの力を活かして、◯◯県のファンを増やしていきたいと考えています。

面:ありがとうございます。確かにその力は県庁でも活きると思うので、もし採用されたら頑張ってくださいね。それでは、面接を終わります。ありがとうございます。

私:ありがとうございます。